お薦めの本
心理学やこころの研究の入門図書を紹介します.
一川の本
(紹介できるものはまだ少ないですが...)
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『知覚心理学』北岡明佳編著(2011)ミネルヴァ書房 【「いちばんはじめに読む心理学の本」シリーズの第5巻.知覚心理学の教科書です.第13章「時間と注意の知覚」を担当しました.】
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『知覚と感性』日本認知心理学会監修,三浦佳世編(2010)北大路書房 【認知心理学会監修の「現代の認知心理学」シリーズの第1巻,実験心理学の立場からの感性研究の教科書です.第5章「感性研究の方法論」を担当しました.】
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『時計の時間,心の時間:退屈な時間はナゼ長くなるのか?』一川誠著(2009)教育評論社 【時計の時間と心の時間との違い,心的時間の特性を考えた時間とのつきあい方についてまとめた本です.】
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『大人の時間はなぜ短いのか』
一川誠著(2008)集英社新書 【初めて書いた新書です.人間にとって時間とは何か?という問題について,現時点での自分なりの考えをまとめました.『新書大賞2009』(中央公論編集部)で11位となりました!】
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『時間学概論』
辻正二監修,
山口大学時間学研究所編(2008)恒星社厚生閣 【時間学の教科書です.心的時間について解説しました.他の著者も,時間に関して様々な研究領域からの視点で解説を行っていて,けっこう読みごたえがあります.】
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『美と感性の心理学:ゲシュタルト知覚の新しい地平』野口薫編(2007)冨山房インターナショナル 【美や感性に関する実験現象学などの論文を集めた共著本です.能動的観察が知覚における時間的精度や感性に及ぼす効果について書いています.】
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『大人になると、なぜ1年が短くなるのか?
』一川誠, 池上彰著 (2006) 宝島社 【体験される時間についての実験心理学や認知科学的研究の成果について,ジャーナリストの池上彰さんと分かりやすくまとめてみました.山口大学時間学研究所や工学部感性デザイン工学科のスタッフ,学生との共同研究がもとになっています.】
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『知覚の可塑性と行動適応』牧野達郎編 (1998)
ブレーン出版 【共著です.奥行の知覚の変化可能性について書いています.】
視覚や認知の心理学研究入門書
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『赤を見る:感覚の進化と意識の存在理由』N. ハンフリー著 柴田裕之訳(2006)紀伊国屋書店
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『視覚迷宮:両眼視が生み出すイリュージョン』中溝幸夫著(2003)ブレーン出版
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『視覚心理学への招待』大山正著(2000)サイエンス社
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『視覚の文法:脳が物を見る法則』D. D. ホフマン著 原淳子・望月弘子訳(2003)紀伊国屋書店
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『美を脳から考える―芸術への生物学的探検 』I. レンチェラー, D. エプスタイン,
B. ヘルツバーガー編 野口薫, 苧阪直行訳(2000)新曜社
心の哲学研究入門書
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『解明される意識』D.C.デネット著 山口泰司訳(1997)青土社
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『皇帝の新しい心』R.ペンローズ著 林一訳 (1994) みすず書房
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『心の階梯』A.スコット著 伊藤源石訳 (1997) 産業図書
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『心・脳・科学』J.サール著 土屋俊訳 (1993) 岩波書店
個人的お薦め
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『これはパイプではない』M.フーコー著 豊崎光一・清水正訳 (1986) 哲学書房
【ポップ(?)な近代絵画論.マグリット,クレーからウオーホルまで】
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『混沌からの秩序』I.プリゴジン・I.スタンジェール著 伏見康治・伏見譲・松枝秀明訳(1987)みすず書房
【現代の科学の到達点,問題点を手際良く整理している.原題の意味するところは,自然科学と人文科学の融合】
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『手すりなき思考』R.バーンスタイン著 谷徹・谷優訳(1997)産業図書 【いわゆるハイデガ−問題の哲学的解説もあり.プラグマティズムの立場からの20世紀哲学の総括】
(タイトルの五十音順です)
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